晴れ。
2時間睡眠でお腹の中は台風状態だったが、2000円分の館内クーポンを貰っていたのででりんごと紅茶のベーグルと黒豆茶を購入。
レンタカーでコンパクトカーをレンタルし、道北にに向かって早速出発。たまたま大学時代の旧居を通りかがると、アパートの前にベンチが置かれていた。なぜ?
石狩川と並走しつつ厚田に着こうかとする頃に、ようやく海が見えた。真っ青な空と紺碧の海が綺麗なグラデーションになってて、とても絵になる。海無し甲府市民大満足。窓を開けると一足遅い春のほわっとした空気(花粉無し)が車内を一巡して抜けていった。
私も友人も食傷気味の腹が交互にアラームを鳴らすので、毎度コンビニで足止めをくらって桃鉄のサイコロのペースでし進まなかった。
これはかわいいオロロン
札幌から走ること4時間半(4時間半だと?)、ついに昼食の補給ポイントの苫前に到着。お目当てはちょうど旬を迎えた甘エビ丼。丼、鱈のフライ、甘エビの味噌汁付きで2400円はかなりお得。水産資源の持続性に配慮しすぎた小樽の海鮮丼と比較すると、もはや値段じゃない。めちゃくちゃ甘くて美味かったし。両親は仕事が忙しくて熱海旅行キャンセルしてたから、お土産に買うのもアリかもしれん。
レンタカーのノートくんはまだ1メモリしか減ってなかった。代謝悪すぎるから多分太ると思う。
次に三毛別の羆嵐跡地に向かう。苫前からは30分ほど車を走らせ、最後の未舗装道路をヨロヨロと10分ほど進めば到着。しかし掘立て小屋が一個、熊の像が2個(四つ足と二つ足で立ってるやつ)が点在しているだけで、想像以上に素寒貧。先客のアベックとカップルはそれぞれ適当に駐車をしていたので、我々もその辺に乗り捨てて、軽く散策する。
熊の像はかなり立派で、民家の竹垣から顔を出して威嚇しているポーズをとっている。塗装自体は比較的新しいようだが北海道の厳しい気候には耐えられず、ところどころあらぬ色に禿げていた。
きっと地元の公務員かボランティアが年に一回この熊の塗装直しに駆り出されているのだろう。熊…ではなく、みぞれが本雪に変わる前に急いで塗装を進めるボランティアの方々が目に浮かび、彼らに思いを馳せた時間だった。
ポイ捨てしたノートを拾って豊富温泉に向かう。
くるりやチャットモンチーなどの平成ポップを流しながら、颯爽とサロベツ原野を駆け抜ける。あと30分ほどで旅館到着というところで、突然運動会でしか見ない大ぶりの旗が眼前に現れて、路肩に止まるようにジェスチャーをしてきた(ほぼ旗人間)。その背後に数台のパトカーと目下拘束中の乗用車が同じ台数止まっている。
正直そこまでスピードを出していたつもりは無かったが、観念して車を止める。(別に抵抗する気もないけどね?)
結論、17キロオーバーでした。(減点1点、罰金12,000円)。違反内容、点数、罰金等の説明を聞いてサイン、そしてリリース。流れが完全にブラックバス大会。キャッチアンドリリース。
手土産に振込用紙もいただきました。
ほぼ予定通りに17時過ぎには旅館に到着。5年前に廃業したお弁当屋さんみたい貧相な見た目のニュー温泉閣ですが(外観写真撮るの忘れた…)、温泉は一級品です。世にも珍しい石油と一緒に湧出する温泉でアトピー療養の聖地なんだとか。食事もいたってシンプルでまさに日常生活の延長と行った感じ。睡眠時間不足を補うべく早めに就寝したいものの、睡眠薬忘れのせいで全く寝付けない。なので日記を始めました。